阿寒湖の冬への誘い
(#2 凍れる森編)

いよいよ11月になって、ハロウィンといったイベントごとも終わり阿寒湖も静かな季節を迎えようとしています。
朝晩は冷え込み、吐く息が白くなることもしばしば。
ニットのセーターや、温かい飲み物がほっと身に沁みる季節がやってきています。
今回も前回に引き続き、一足先に阿寒湖の冬へと誘います。

▼前回の記事
https://www.kamuylumina.jp/sp/enjoy/enjoy-5287/
今回ご紹介するのは阿寒の冬の凍れる森。
あたり一面真っ白な世界は、さむいけれどどこかあたたかさも感じられる不思議で幻想的な世界。
この時期にしかみられない美しい風景をお届けいたします。

凍れる森

カムイルミナのコースでもある「ボッケ遊歩道」は冬になると一変して、まったく違った世界を見せてくれます。
寒い時でマイナス30℃近くになることもある阿寒湖畔の森は、木々は凍れパリッとした空気に包まれます。

それでも温泉が流れ出ている川は湯気がもくもくと上がり、それもまた美しい景色を作り出しています。
冬の澄んだ空気を身体いっぱいに吸い込むと、冷たい空気が鼻を凍らせることも･･･。

凍れる森の楽しみ方

雪が積もると遊歩道が閉鎖されてしまうのでは･･･？と思う方もいらっしゃるかと思いますが、冬の間も歩けるコースが整備されていて、きちんとした装備(※)さえあれば森散策を楽しむことができます。
※スノーシューや歩くスキーなど(そしてもちろん暖かい服装！)

また、夏には木々や草花が生い茂って歩けなかった場所も、雪が積もったうえなら自由自在。
冬こそ森を縦横無尽に楽しめるのが、阿寒の森ならではのトクベツな体験ですね。

例年エコミュージアムセンターでは、スノーシューや歩くスキーの貸し出しを行っており、観光客の方でも手軽にレンタルして楽しむことができます。

冬を迎える動物たち

冬の森では木々が葉を落としているため動物たちを見つけやすくなります。 雪の妖精とも呼ばれる「シマエナガ」は小さくてすばしっこく、見つけるのは難しいですが、その愛らしい姿を一目見れたら心もあたたまること間違いなし！

冬のエゾシカたちは毛色が夏と変わって濃い茶色になります。雪の中で動く白いお尻を探してみてくださいね！

姿が見えずとも、雪の上には動物たちの足跡があちこちに残されています。
足跡からどんな動物がいつここを通っていったのか想像するのもまた、冬の楽しみの一つです。

いかがでしたでしょうか？
すっかり景色が変わった森では、また夏とは違った自然の姿を存分に楽しむことができます。
ぜひ季節が変わった阿寒湖にも足を運んでみてくださいね！